
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアの博物館委員会は1月26日、博物館部門における女性のエンパワーメントに関する公開討論会を開催した。
このイベントはリヤドの国立博物館で行われ、プリンセス・ヌーラ・ビント・アブドルラフマン大学の教員であるマハ・ビント・アメール・アル・シュクヒル氏が司会を務めたほか、博物館委員会のCEOであるステファノ・カルボニ氏などが参加した。
この討論会では、サウジアラビア女性の役割と仕事、博物館委員会に変化をもたらすこと、博物館の分野における就業機会を拡大させることの必要性などのテーマが採り上げられた。
また、参加者らは、大学と博物館委員会の間の協力を強化する方法、社会における博物館の役割と重要性、博物館の分野における女性の努力を奨励および協調すること、博物館委員会でのトレーニングやボランティアの機会の提供、博物館部門で働く女性により多くの機会を与えることについても議論した。
カルボニ氏は、委員会の目的は、アドバイザリーサービスの提供、博物館のマネージメントに関する専門コースやプログラムの提供、博物館部門の専門機関について学ぶ機会の提供、博物館と来館者の間のコミュニケーション能力の開発に取り組むことなどだと述べた。
このセッションの傍らでは、プリンセス・ヌーラ大学の歴史学部長であるヒンド・アル・トゥルキ氏が、博物館部門を専門とする女子学生に対し、知識の向上と実務経験を提供するための実地研修の機会を提供し、プログラムやワークショップを開催することの必要性について述べた。
同委員会は、このセッションは、サウジアラビアの博物館部門を発展・強化し、その従業員を支援し、彼らの地位を向上させるという当局の責務に基づき、国民とのコミュニケーションや、博物館部門の労働者との対話を促進して、彼らのニーズや願いを把握し、その実現に向けて取り組むことの一環であると述べた。