ラマ・アルハマウィ

リヤド：ディルイーヤ・ゲート開発局（DGDA）が2019年に開催した、王国生誕の地における公式の式典がヘブント・アワード（Heavent Awards）を受賞し、世界的な評価を受けた。

「このような権威ある分野で世界的な賞を受賞したことは、私にとって大きな誇りです。この栄誉は、DGDAと、その実現に不可欠だったエグゼクティブ・ビジョンズ（EVI）のスタッフに捧げます」と、DGDAグループCEOのジェリー・インゼリーロ氏は述べた。

DGDAはEVIと協力し、ユネスコの世界遺産に登録されているディルイーヤを保護するためのプロジェクトに踏み出した。

4月21日にパリで行われた授賞式では、DGDAとEVIの代表者が賞を受け取った。ヘブント・アワードは、国際的なイベントの功績を称えるセレモニーとして世界的に知られている。

「私は、私たちのビジョンがEVIによって創造的に具現化されるのを目の当たりにしました。建設、設計、物流、コミュニケーション、ゲストサービスに至るまで、関係者全員が多くの時間をかけて実現したのです。これは私自身にとって、非常に貴重な体験となりました」と、インゼリーロ氏は語った。

この式典は、第一次サウード王国の発祥の地を保存し、ディルイーヤを世界的な観光地として開発する、506億ドルのプロジェクトの開幕を意味するものであった。

DGDAは、14平方キロメートルのディルイーヤを世界有数の歴史的観光地として生まれ変わらせることを目指している。

「ディルイーヤのようなプロジェクトを率いることは、素晴らしい特権であると同時に、大きな責任でもあります。サウジアラビアが世界に門戸を開いて間もなく、私たちがディルイーヤに最初の礎石を置いたとき、肩には王国の期待がかかっていることを実感しました」と、インゼリーロ氏は語った。

2019年11月、王室公式の起工式にはサルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子が出席した。

「私たちは、このような歴史的瞬間を象徴する式典を、二聖モスクの守護者サルマン・ビン・アブドルアジーズ国王とその王室の高い志にふさわしいものにする必要がありました」

インゼリーロ氏は、「ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下は、その知性と先見性によって日々私たちを導いてくださっています」と強調した。

起工式は、複数の空中演出、ライブパフォーマンス、350メートルにわたる泥レンガの壁を使った精巧な3Dプロジェクションマッピング、花火ショー、100人編成の交響楽団で構成された。

「サウジアラビアとアラビア半島の歴史が生まれたこのユネスコ世界遺産で、放送というレンズを通して、このような大きなストーリーを伝えることは、本当に名誉なことです」

「この式典が世界的に認知されたことに、これ以上ない喜びを感じています」とインゼリーロ氏は続けた。

この式典のために制作された38分の映画とオリジナルの音楽がイベントを飾った。

EVIの執行会長兼CEOであるマイケル・マルト氏は、「我々EVIと、50カ国以上にわたる世界中に散らばるチームは、観光大臣であるアハマド・アル・カティーブ閣下とグループCEO、ジェリー・インゼリロ氏のリーダーシップのもと、DGDAに奉仕できたことを光栄に思います」と述べた。

DGDAは、ディルイーヤの歴史を保存し、王国の発祥の地を観光の世界的な拠点として構築するために、2017年7月に設立された。DGDAは、ディルイーヤの歴史的・文化的価値を高めるとともに、現代の観光を受け入れ、歓迎する環境を作ることを目指している。