
アラブニュース
リヤド:イエメンに駐在するサウジアラビアのムハンマド・アル・ジャーベル大使と米国のスティーブン・ファギン大使が14日面会し、貯蔵船「FSO セイファー」について話し合ったとサウジ通信社が伝えた。
両者は、老朽化により海の環境を脅かしているタンカーを早急にメンテナンスすることの重要性を強調した。
2人の大使はまた、イエメンで指導的役割を果たしている評議会を支援することに加え、国連の仲介による停戦を成功・永続させる努力の支援についても話し合った。
さらに、フーシ派がタイズで実施している道路封鎖を解除する必要性についても再度繰り返した。
米国大使は、タンカーの老朽化による脅威に対処する国連の計画への1000万ドルの拠出も含め、サウジがイエメンで実施している活動を称賛した。
そして、米国も計画に1000万ドルを拠出すると表明。
イエメンのアブドラッボ・マンスール・ハーディ大統領は4月7日に大統領指導評議会の発足を宣言し、評議会に権限を移譲した。
8人で構成される評議会はラシャド・アル・アリミ氏が率い、政治・軍事面や安全保障面で国家を管理する権限を有する。
サウジとUAEはハーディ大統領の発表直後、イエメン経済に30億ドルの支援を表明した。