
ロジアン・ベン・ガスム、リヤド
中国四川省成都に住むジーザーン出身のサウジアラビア人奨学生が、コロナウイルスが流行している中国国内の状況に対する不安を語った。
カセム・アリ・アル・サミティさんは中国に8年間滞在し、観光とホテルマネジメントの修士号を取得するために勉強している。
アル・サミティさんは次のように語る。「事態は深刻です。最初にウイルスが検出された都市への出入りは禁止され、中国政府はウイルスのさらなる拡大を防ぐために今も懸命に努力しています」
サウジアラビア大使館と文化担当官は、サウジ外務省の協力を得て、学生たちに電子メールを送り、予防策を講じ所轄官庁に連絡をとるよう促した。
アル・サミティさんはサウジアラビアに戻ることは考えていないと語った。「私は中国政府を信頼しています。医療関係者幹部がこの感染症を根絶することができる能力があると完全に信頼しているからです」
中国政府が自国民に強く呼びかけたのと同様に、中国に住むサウジアラビア国民も皆、外出しないよう強く要請されている。