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サウジ支援機関および国連機関、人道的危機対策の協定に調印

リヤドで人道支援協定に署名するKSrelief統括責任者のアブドゥラー・アル・ラビーア博士とUNDP局長のアヒム・シュタイナー氏。(SPA)
リヤドで人道支援協定に署名するKSrelief統括責任者のアブドゥラー・アル・ラビーア博士とUNDP局長のアヒム・シュタイナー氏。(SPA)
国連開発計画のアヒム・シュタイナー局長。(Supplied)
国連開発計画のアヒム・シュタイナー局長。(Supplied)
国際連合パレスチナ難民救済事業機関のフィリップ・ラザリーニ事務局長。(SPA)
国際連合パレスチナ難民救済事業機関のフィリップ・ラザリーニ事務局長。(SPA)
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22 Feb 2023 08:02:49 GMT9
22 Feb 2023 08:02:49 GMT9
  • 2団体が、職業訓練や社会的結束を目的としたプログラム運営のための協定に署名した

ラシッド・ハッサン

リヤド:サルマン国王人道援助救援センター(KSrelief)は、現在の人道的課題に取り組み、持続可能な開発目標に沿った革新的な解決策を模索する第3回リヤド国際人道フォーラムの傍ら、多数の協力協定に調印した。

KSreliefが署名した協定の中には、国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)との共同協力プログラムも含まれている。

このプログラムには、KSreliefの統括責任者であるアブドゥラー・アル・ラビーア氏と、UNOPSの事務局長代行であるイェンス・ワンデル氏が署名した。

この協定は、能力開発および知識の共有における両者の協力関係を強化し、持続可能なインフラの構築を支援することを目的としている。

また、医療、教育、水と衛生、固形廃棄物管理、エネルギーと通信におけるサービス向上も視野に入れている。

国連人道問題担当事務次長兼緊急援助調整官のマーティン・グリフィス氏。

KSreliefはまた、フォーラムの傍らで、国連開発計画(UNDP)との共同実施プログラムにも署名した。

アル・ラビーア氏とUNDPのアヒム・シュタイナー局長は、アラブ地域をはじめとするその他の地域における人道的危機への対応として開発を行うための新たな協定に署名した。

国連人道問題調整事務所に関しては、共通の人道的関心分野での協力、知識の共有、経験、現場の専門知識、調査研究、また両者が定めた規則やルールに従った共通の関心テーマでの統計に関する共同協力プログラムが締結された。

この協定には、アル・ラビーア氏と国連のマーティン・グリフィス人道問題担当事務次長兼緊急援助調整官が署名した。

アル・ラビーア氏はまた、推定4,900人の患者を救うとされる3,000万SR(800万ドル)相当のイエメン向け心臓病治療と手術のための第2回サウジボランティア医療プログラムに関する合意書に署名した。

KSreliefはさらに、シリアとトルコの地震被災者のための7つの新プロジェクトを立ち上げ、金額にして1億8,300万SRを超える資金配分を承認した。

シリアとトルコの支援プロジェクトには、震災により避難した人々のシェルターとして3,000戸の住宅建設、孤児のスポンサーシップ、被災者のためのサウジ・ボランティア・ライフの導入、命を救う水と衛生面での介入の実施、基本的な栄養物資の供給、地震の被災者への緊急医療対応などが含まれている。

また人道フォーラムの傍らでアル・ラビーア氏は、国際連合パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラッザリーニ事務局長と会談し、人道・救済分野におけるいくつかの共通の関心事項や、協力と調整を強化する手段について議論した。

ラッザリーニ事務局長は、サウジアラビアがパレスチナの人々を応援し、彼らの苦しみを軽減することに意欲的であり、KSreliefを通じて提供された支援がパレスチナ難民の人道的状況の改善に貢献していることを称賛し、UNRWAとKSreliefの密接なパートナーシップについて強調した。

フォーラムでは、情報提供セッションのほかに、パートナー組織が人道的分野におけるプロジェクトを紹介する展示会も開催された。

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