




リヤド:先日、サウジアラビアの王立伝統芸術研究所は、93回目の建国記念日の活動として、希少人材の保存、研修と教育の実施、伝統芸術の促進という同所の中核的任務に沿ったプログラムを企画した。
同所は、国内各地の伝統的な碑文を描いた手作りロウソクを披露した。碑文には、ナジディ文様、アル・カット・アル・アシリ文様、アル・サドゥ文様、アル・ハサウィ文様なども含まれ、地域の多様な文化遺産のオマージュになっている。
また、ジェッダ歴史地区におけるアートプログラムに加え、訪問者にプレゼントを用意し、さまざまな分野で質の高いワークショップを実施した。
ワークショップのテーマは、伝統的な幾何学模様の描画と着色、木工細工のプロセス、ジェッダのアル・バラドの住居から着想を得た伝統的な意匠の製作など多岐にわたった。
王立伝統芸術研究所CEOスザンヌ・アル・ヤヒヤ氏は、サウジアラビア伝統の芸術的遺産は、国の文化遺産の多様性と豊かさの反映だと述べた。
「この研究所は、伝統芸術とそれにかかわるアート作品の豊かで独特な文化遺産を発揚させ、オリジナル性を守る取り組みをしています。また、国内の才能ある人々、実際にものを作る人々を支援して、この分野で学び、仕事をし、成長しようとする人材の後押しをしています」
王立伝統芸術研究所は、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が名誉会長を務め、伝統芸術の促進と支援を行っている。教育と研修の機会を用意し、希少人材を保存して認知向上をはかり、世界にアピールすることを目的としている。