
ロサンゼルス:米映画界最高の栄誉とされる第96回アカデミー賞のノミネート作品が23日発表され、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメ映画賞、役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」(ビム・ベンダース監督)が国際長編映画賞の候補に選ばれた。
視覚効果賞には山崎貴監督の「ゴジラ―1.0(マイナスワン)」、メーキャップ&ヘアスタイリング賞に「マエストロ:その音楽と愛と」でメークを担当したカズ・ヒロ(旧名・辻一弘)さんがノミネートされた。授賞式は3月10日、ハリウッドで開かれる。
宮崎監督の作品が長編アニメ映画賞にノミネートされるのは「風立ちぬ」以来10年ぶり4回目。「君たちは―」は、アカデミー賞の前哨戦とされるゴールデン・グローブ賞のアニメ映画賞を獲得。米各地の映画批評家協会賞も受賞した。
主要部門の作品賞では、「原爆の父」と呼ばれた科学者ロバート・オッペンハイマー氏の伝記映画「オッペンハイマー」、人気着せ替え人形を実写化した「バービー」などが入った。
時事通信