
ドバイ:中東地域でアニメ・アニメーション映画の出版・配給を専門とするスペーストゥーン・ピクチャーズは、人気ガンダム・フランチャイズの最新アニメ映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」を7月11日にGCC地域の劇場でオリジナル日本語と英語・アラビア語字幕付きで公開する予定であることを明らかにした。
「バンダイナムコ・ヨーロッパと提携し、中東・北アフリカ(MENA)地域のファンに映画をお届けできることを嬉しく思います。スペーストゥーンは、2000年に初めてこの地域にガンダムを紹介し、ガンダムとの長く大切な歴史を持っています。多くのミレニアル世代にとって、スペーストゥーンは巨大ロボットと壮大な戦いの世界への入り口でした」
「この作品が多くのガンダムファンの心の中で特別な位置を占めていることを私たちは知っており、この劇場公開で大きなスクリーンでその体験を追体験してもらうチャンスを与えることが待ちきれません。観客にとって本当に懐かしい体験になることでしょう」
「このパートナーシップは、MENA地域における『機動戦士ガンダム』フランチャイズの成功の新たな一歩です。20年以上にわたって、スペーストゥーンはこのフランチャイズをこの地域に広める強力な力となっており、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の映画をGCCの映画館で公開するために彼らと協力できることを誇りに思います」
映画の舞台は宇宙世紀(C.E.)75年で、そこでは今も戦いが続いている。ブルーコスモスによる独立運動や侵略が行われている。事態を沈静化させるため、ラカスを初代総裁とする世界平和監視機関「COMPASS」が設立される。キラたちはCOMPASSの一員として、各地の戦闘に介入していく。そして、新たに設立されたファウンデーションという国家が、ブルーコスモスの拠点に対する共同作戦を提案する。
C.E.は、遺伝子改造によって優れた身体能力と精神能力を持つコーディネーターと呼ばれる人類と、自然に生まれたナチュラルと呼ばれる人類が存在する時代。それぞれの存亡を賭けたコーディネイターとナチュラルのイデオロギーの衝突は、武力による戦争へとエスカレートしていく。
日本では1月に公開され、1982年に公開されたアニメ映画『機動戦士ガンダムIII 宇宙との遭遇』の興行収入23億円を抜き、ガンダムフランチャイズで最高の興行収入を記録した。
初日から3日間で63万4,182枚、興行収入10億6,598万3,130円を売り上げ、興行収入ランキング1位を獲得した。これは、ガンダムフランチャイズの興行収入において、3日間のオープニング興行収入の最高記録となった。
監督は福田己津央で、脚本は亡き妻の諸沢千秋、後藤劉と共同執筆している。キャラクターデザインは『機動戦士ガンダムSEED』の平井久司。