マナル・アル・バラカティ

リヤド：サウジアラビアと日本は、複数の分野にわたる14の協定を締結し、二国間関係をさらに強化した。

火曜日にリヤドで開催されたサウジアラビア・日本投資フォーラムでは、両国の政府機関と民間企業との間で複数の覚書が調印され、重要なプロジェクトが発表された。

これらの合意は、金融、医療、水、エネルギー分野などにおける協力分野を取り上げた。

サウジ投資省は、日本の技術企業であるEIZO株式会社とのMoUを含むいくつかの取引に調印した。

両者は、EIZOの製品ソリューションを活用して同省の事業活動を支援し、サウジ経済の拡大に貢献することで相互に合意した。

さらに、同省は三菱UFJフィナンシャル・グループ銀行と、両者間の協力関係を強化するための協定に署名した。

これは、ハーリド・アル・ファーレフ投資相がフォーラムで演説し、サウジのギガ・プロジェクトや証券取引所タダウルに、日本の銀行が将来投資する余地は十分にあると述べたことによる。

同氏は次のように述べた： 「現在、邦銀は20兆ドル以上の資産を運用しており、このセクターには大量の資金があると認識しています」

彼は加えて、「1.5兆ドルを超える価値のあるギガ・プロジェクトにより、サウジ王国内の借入需要の増加がこれに加えられます。私は、日本の銀行と資産運用会社が貢献し続けられると確信しています」と述べた。

フォーラムではまた、サウジアラビアでの処理技術を現地化するため、National Water Co.と廃水処理システム製造の世界的リーダーである日本のフジクリーン株式会社との間でMoUが締結されるなど、水分野でいくつかの合意や協力の書簡が交わされた。

水分野では、Olayan Financing Co.とDG TAKANO Co.との間でもMoUが締結され、「両者の独自の強みを活用することで、サウジアラビア市場における戦略的、商業的、投資的パートナーシップの機会を特定し、追求することを目的とする」と、同省のリリースは述べている。

両当事者はさらに、ホテル、複合施設、レストラン、モスクなど、Olayanが所有する主要施設でDG TAKANOの製品を試用する条件についても合意した。

さらに、両当事者は合弁会社を設立したり、追加の商業的取り決めに合意することで、パートナーシップを継続する予定である。

リリースによると、両当事者はまた、地元農業のニーズを満たすために、水の保全と完全再利用のための新しい大規模プロジェクトで協力する。

エネルギー分野には、アル・ファーレフ投資相は王国が “2030年までに石油化学分野だけで6000億ドルを超える投資を見込んでいる “と指摘した。

そのため、エネルギー分野では、サウジアラビアのアラムコ・ベンチャーズと日本の新エネルギー・産業技術総合開発機構との間で、エネルギー・環境関連の技術・イノベーションにおける協力を模索するための覚書など、複数の協定が両国の機関間で締結された。

同省のリリースによると、この MoU により、関連分野の情報交換、ワークショップの開催、日本のベンチャー企業とアラムコ・ベンチャーズとの交流の機会が促進される見込みだという。

ヘルスケア分野では、ウナイザの患者友の会と富士フイルム中東との間で協定が締結された。同協会は、国際的な専門知識の活用を意図して、ウナイザ市の医療観光計画の策定に積極的に取り組んでいる。

その目標は、人工知能に支えられた最先端技術を提供し、予防検査に重点を置き、訪問患者の生活の質を高めることである。

富士フイルム中東はヘルスケア分野で豊富な経験を有していることから、両者はウナイザにセンターを設立し、その運営で協力することで相互に合意した。

貿易・投資の分野では、サウジアラビア文化省、リヤド商工会議所、日本貿易振興機構との間で三者協定が締結された。

この協定は、貿易・投資・経済に関する情報交換を含む、二国間の貿易・投資における協力の合理化を目的としたものである。

この協定はまた、情報の提供、ネットワーキングの促進、フォーラム、セミナー、展示会などのイベントや活動の後援を通じた相互支援も包含している。