
モントリオール:3連覇中の世界チャンピオンの坂本花織が、土曜日に開催されたスケートカナダで日本の表彰台独占を先導し、フリーで2度の転倒があったにもかかわらず、2年連続のカナダ女子タイトルを獲得した。
ショートプログラムで19歳のアメリカ人、アリサ・リューを上回るトップに立った坂本は、ジャズ風のフリーではやや緊張した様子で、サルコウジャンプとトリプルフリップで転倒し、他のいくつかの技をこなすのに苦労した。
しかし、ノバスコシア州ハリファックスで開催された今季2回目のグランプリ大会では、フリーで2位の126.24点を獲得し、金メダルに輝いた。
合計得点は201.21点で、10位からフリーで139.85点を獲得し、合計192.16点で大健闘した同郷の松生理乃選手を大きく引き離した。
日本の吉田 陽菜選手は191.37ポイントで3位となり、2021年以来のグランプリ大会となったリウ選手は6位となった。
ペア世界チャンピオンのディアナ・ステラート・デュデック/マキシム・デシャン選手(カナダ)は、フリーで2位となったものの、2年連続のスケートカナダ優勝を果たした。
男子世界チャンピオンのイリヤ・マリニンは、スケートアメリカとスケートカナダのダブル優勝という稀な快挙を達成すべく、106.22ポイントを獲得するショートプログラムで素晴らしい滑り出しを見せた。
ステラート・デュデックとデシャンは、金曜日のショートプログラムでトップに立っていた。フリーでは124.10点を獲得し、合計197.33点でウズベキスタンのエカテリーナ・ガイニッシュとドミトリー・チギレフ組を抑えて金メダルを獲得した。ガイニッシュとチギレフ組はフリーで126.12点を獲得した。
これにより、ショートプログラム終了時点で4位だったウズベキスタンペアは、合計189.65点で総合2位に浮上した。オーストラリアのアナスタシア・ゴルベバとヘクター・ギオトポウロス・ムーア組は、合計186.14点で総合3位となった。
先週、スケートアメリカで3連覇を達成した19歳のアメリカ人、マリニン選手は、ショートプログラムで素晴らしい演技を披露し、日曜日のフリースケートで、日本の佐藤駿選手に10ポイント近い差をつけた。
20歳の佐藤は、元世界ジュニアチャンピオンで、96.52ポイントを獲得した。昨年のスケートカナダの覇者、山本草太は92.16ポイントで3位だった。
マリニンは昨年のISUグランプリファイナルで優勝し、フリースケートの世界記録ポイント合計で初の世界タイトルを獲得した。
4回転フリップと4回転ルッツ-3回転トウのコンビネーションを披露したショートプログラムの後、彼は1999年のアレクセイ・ヤグディン以来初めて、スケートアメリカとスケートカナダの両方で優勝する可能性が高まった。男子スケーターがシーズン最初の2つのグランプリシリーズを制覇したのは、この時だけである。
「今日は本当にリラックスしていました」とマリニンは語った。先週のスケートアメリカではプレッシャーを感じていたと認めた。「今日はずっと楽だった」と語った。
2024年の世界アイスダンス準優勝者で、5年連続のスケートカナダ王座を狙うカナダのパイパー・ジルズとポール・ポワリエは、土曜のリズムダンスで86.44ポイントを獲得し、トップに立った。
6つの競技からなるISUグランプリシリーズは、来月フランス、日本、フィンランド、カナダで開催され、12月にフランスのグルノーブルで開催されるグランプリファイナルへと続く。
AFP