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阿部ゆたか:46年以上の経験を持つ日本のベテラン漫画家

阿部豊氏が漫画業界での経験と中東への旅を語る。
阿部豊氏が漫画業界での経験と中東への旅を語る。
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27 Feb 2025 03:02:47 GMT9
27 Feb 2025 03:02:47 GMT9

アミン・アッバス

阿部ゆたか氏は日本のベテラン漫画家で、「名探偵コナン」シリーズの作者である青山剛昌氏との共作「100%探偵物語」で知られる。

阿部氏はアラブニュース・ジャパンの取材に対し、アニメはファンとして楽しんでいるが、漫画は自分の仕事に直結しているため、より批判的に見る傾向があると語った。しかし、それでもアニメを賞賛しているという。

「好きなアニメは鬼滅の刃、新海誠作品、細田守作品、宮崎駿作品です。好きな漫画はゴールデンカムイ、平和の国の島崎へなどです」と付け加えた。

阿部氏は幼稚園の頃から絵を描き、10歳の頃からペンで絵を描き始めた。10歳の時に描いた漫画は野球漫画だった。

1979年にひとみでマンガを描き始め、1981年になかよし(『美少女戦士セーラームーン』『金魚注意報!』などの出版社)でマンガを描き、1985年に退社して自分の作品を描くようになった。

80年代の日本大学江古田キャンパス(練馬区美術)時代、阿部氏は青山剛昌の先輩であり、ともに地元の漫画サークル「熱血漫画今宵会」のメンバーだった。この間、青山氏は阿部氏の『100%探偵物語』の制作を手伝った。

漫画家としてのキャリアで直面した困難について、阿部氏はこう語っている: 「デビュー前、編集者からストーリーの進め方や心理描写などについて注意を受けました。最近のピンチは、コミックス2巻のために340ページを描いていたときで、80ページほど描いたところで、170ページに収めろと言われた。無理なお願いでした」

阿部氏は、丸伝次郎氏とともに『名探偵コナン スペシャル』シリーズや『劇場版 名探偵コナン コミック版』シリーズを手がけ、多くの『名探偵コナン』小説の挿絵も描いている。

「30年前、青山からコナンのパズルのイラストを描いてくれる人はいないかと相談されました。当時のアシスタントで青山の大学の同級生だった丸伝次郎と私が監修することになったのです。始めたら『漫画にしてくれ』と言われて、それからずっと続いています」と阿部氏は言う。

「印象に残っているのは、小学校4年生と5年生の時に初めて描いた2コマ漫画です。丸伝次郎さん、窪田一裕さんと一緒に考えたオリジナル作品だった。次が『世紀末ウィザード』で、映画にはないオリジナルのエピソードを加えたので、初のコミカライズとなりました」と付け加えた。

名探偵コナンは1994年の連載開始以来、昨年で30周年を迎えた。

「名探偵コナン の連載が始まった頃、青山は同じマンションの真下に住んでいました。連載第1話の新一くんと蘭ちゃんの服をデザインしたのもついこの間のようです。それが30年も続いているのはすごいことです!本当に光栄です」と阿部氏は語った。

阿部氏は、アニメニア・アブダビ2024に招待された日本人アーティストの一人で、イベントでファンに会えたことをとても喜んでいた: 「UAEに行くのは初めてでした!サウジアラビアには前年に行ったことがあったんですが、あまりの雰囲気の違いに驚きました。映画でしか知らなかった世界を間近で体験できて、とても興味深かったし、刺激的でした。」

今後のプロジェクトについて、阿部氏はこう語った: 「今年の3月から4月にかけて、中東の王子がチビキャラとして登場するコメディ漫画が公開されます。おそらく日本語のみになると思います」と語った。

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