

東京:カイロの大エジプト博物館のアフメド・ゴネイムCEOは金曜日、松本尚外務大臣政務官を表敬訪問し、同博物館への資金援助に対する日本政府の協力に感謝するとともに、7月の開館を心待ちにしていると述べた。
日本は同博物館の建設に総額842億4700万円(5億8500万ドル)の円借款という形で資金協力を行うとともに、隣接する保存修復センターでの遺物の保存・修復を目的とした技術協力も行っている。
ツタンカーメンの黄金のマスクなどの文化財も同博物館に移管・展示される予定で、エジプトの歴史・文化遺産の保存・修復・研究の強化や観光振興への貢献が期待されている。
松本政務官はゴネイム館長を歓迎し、日本とエジプトの開発協力の象徴とされる同博物館の開館を心待ちにしていると述べた。
ゴネイム館長は、日本政府の協力に感謝の意を表すとともに、7月の公式オープニングセレモニーには日本から政府高官の出席を希望した。
大エジプト博物館は世界最大の博物館となる予定で、3つの大ピラミッドに近いギザ地区に位置している。