

アラブニュース
リヤド:サウジアラビアの遺産庁は、北部国境州とジャウフ州における石造物の考古学調査の第1段階に着手した。
サウジアラビアは、この種の石造物の存在数が世界最大であり、その形状、大きさ、機能もさまざまであることから、このプロジェクトはこの手の調査の中でも最重要なもののひとつだと言われている。
プロジェクトは、文化相であり遺跡庁理事長でもあるバドル・ビン・アブドラ王子の指示によるもので、建造物の性質やこれらの出現に影響を及ぼした環境、文化、社会的状況についての貴重な情報を提供し、石器時代の全般的な知識を広げることを目的としている。
また、構造を記録し、保存のための取り組みにそれを活用するとともに、これはサウジの領土とその領民が人類文明に果たした重要な役割を際立たせることにもなる。情報は、環境、文化、観光の分野にも活用される。
遺跡庁はこれまでに、国内外の大学や研究所との共同作業により、石造物の科学的調査を実施すると発表していた。