
ガディ・ジューダ
ジェッダ:視覚芸術を支援する新たなアソシエーションの設立によってサウジアラビアのあらゆるスタイルのアーティストが後押しを受けることになる。
先日、人材・社会発展省はサウジ・ビジュアルアーツ・アソシエーション(VAA)の設立を発表した。アーティストの仕事を奨励し、アートシーンに権限を与えて支援し、サウジアラビアの文化を促進しようとする取り組みである。
このアソシエーションは、サウジアラビアのプロフェッショナルと今後が期待されるアーティストにとって、視覚芸術と文化の架け橋となるプラットフォームである。
サウジのアーティストが成長し力をつけていく上で、評価・教育・研修の場を提供して自信を高めてもらうのが狙いだ。
サウジのコミュニティはアートシーンにもなじみが深い。
サウジアラビア文化芸術協会は、1973年の設立以来、地元のアーティストを支援してきた。2018年、協会は意欲的なビジュアルアーティストのパフォーマンスとテクニックを開発する教育機関を立ち上げた。
同様に2013年に設立されたサウジアラビア・アートカウンシルは、最高水準の作品を厳選した展示会を毎年行って才能ある地元のアーティストに関与する国内の主要なプラットフォームである。
「VAAは視覚芸術の新しく改良されたアプローチです。設立に立ち合えて幸運です」と21歳のアブドルアジーズ・アル・ゲサミ氏は言った。彼はビジュアルアートのパトロンで、毎年開催される紅海映画祭の第1回で短編映画賞を受賞している。
アル・ゲサミ氏によると、これらの機会をきっかけに道が開け、映画製作に情熱を注げるようになったという。また、それを「新しいアイデアを紹介し、対話を始め、サウジのみんなの夢を伝える上で最適なアートとエンターテインメント両方のメディア」として使っていると語った。
サウジアラビアの文化セクターを強化し、創造を促すための近年の大規模な支援は、活気ある社会、経済の繁栄、意欲的な国家を目指す文化省の文化ビジョンロードマップの一環である。
文化的イニシアチブの最初のグループには、紅海映画祭、アドディリヤ・ビエンナーレ、Athrアートギャラリー、21, 39 ジェッダアーツをはじめとする毎年恒例の現代アート展が含まれている。
これらのイニシアチブを通して、コミュニティは知的刺激的な対話やその他のプロフェッショナルの交流に参加し、豊かな文化体験にかかわることができる。