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フリーランスのアニメーター、日本のアニメ業界で活動した1年目を語る

フリーランスのアニメーター、Jhyg Castillejos氏が日本のアニメ業界で活動した最初の1年を語る。
フリーランスのアニメーター、Jhyg Castillejos氏が日本のアニメ業界で活動した最初の1年を語る。
フリーランスのアニメーター、Jhyg Castillejos氏が日本のアニメ業界で活動した最初の1年を語る。
フリーランスのアニメーター、Jhyg Castillejos氏が日本のアニメ業界で活動した最初の1年を語る。
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17 Jan 2022 05:01:22 GMT9
17 Jan 2022 05:01:22 GMT9

アミン・アッバス

ドバイ:Jhyg Castillejos氏は、Takt Op. Destiny、無職転生、ワンダーエッグ・プライオリティといったアニメ番組に携わったフリーランスのアニメーターである。

アラブニュース・ジャパンの独占インタビューで、Castillejos氏はアニメやマンガへの思いをこう語ってくれた。「2015年のことです。私は兄からアニメというジャンルを教えてもらいました。でも小さいころから、アニメが実際何なのかわからずにアニメを見ていました。その頃、好きな番組はポケモンとボルテスVでした」

「2015年、私がアニメの手法で絵を描くきっかけとなった主なアニメはNARUTOでした。それ以来、NARUTOは私が共に成長していきたいと思う、離れがたいアニメになりました」と彼は説明した。「NARUTOは私にとって永遠に特別な存在であり続けるでしょう。でも現在好きなアニメやマンガは『不滅のあなたへ』、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、『神様がうそをつく。』、『メイドインアビス』です。これらのアニメはそれほどアクションはないにもかかわらず、最高のストーリーと演出が誰かに影響を与えるかもしれない素晴らしい可能性を思い出させてくれるんです」

Castillejos氏がこの業界で働き始めたのは、およそ1年前。「2020年末頃にオファーを受け、その数ヶ月後に働き始めました。まだかなり新人のアニメーターですが、現在は仕事をしながら、自分が出せる最高のクオリティを提供するために、自分のスキルを向上させようと頑張っているところです」と語る。

「初めて手がけたアニメのプロジェクトは、『ワンダーエッグ・プライオリティ』のごく小さなシーンでした。初心者の私にとって本当に素晴らしい経験でした。制作アシスタントは、私の知識不足に対応しなければならなかったにもかかわらず、非常に親切にしてくれました」とアラブニュース・ジャパンに語った。「当時はまだ初心者でしたし、自分がうまくやれていたと思いません。しかし、その経験のおかげで、この業界で働くということがどういうことなのか、成功するためにはどれほどすべてを捧げなくてはならないのかを知ることができました。この小さいけれども重要な経験によって、私は失敗から学ぶことができ、今の私があるのです」

Castillejos氏は、この業界で働く中で、時間管理の難しさに直面したという。「アニメのスケジュールは、かなり予測不可能なことがあります」と語る。

「最初うまくいくように見えても、その逆を行くこともあるのです。この業界で働くことで、急な変化にも対応できるようになり、仕事のスピードも上がりました。また、私が常に直面している課題は、言葉の壁です。日本語を理解することは必須ではありませんが、特にメモを通してアイデアを伝えたり、ストーリーボードを理解しようとすることさえ難しいことがあります」と説明してくれた。

日本のアニメ業界で働こうとする新人アニメーターへのアドバイスは、まずアニメーションにおけるパース、解剖学、作業効率に関する知識を固めることだという。

「これらは成功への大きな鍵になります。また、この業界に入る前に、業界に関する正しい知識を身につけておくことです。これはとても重要なことで、きちんとした仕事のやり方を知らないと、スケジュールに問題が生じたり、スタッフに大きな迷惑をかけることになります。初心者のうちは、同じスタジオやプロダクション・アシスタントに雇用されることが、正しいやり方をしているという指標になることが多いので、それを主な目標にするといいと思います」とも語った。

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