
アミン・アッバス
ドバイ:スペーストゥーンのオンラインストリーミングサービスアプリ「スペーストゥーン・ゴー」は6月8日、日本のアニメシリーズ『僕のヒーローアカデミア』のアラビア語吹き替え版の独占配信を中東で開始した。
このシリーズは2016年4月に日本での放送が開始されたTVアニメで、堀越耕平のスーパーヒーローものの同名漫画が原作。物語は、超常能力がありふれている世界に生きながらも、それを生来持たない少年である主人公・緑谷出久(みどりや いずく)を中心に展開。それでも彼は、自分がスーパーヒーローになることを夢見ている。やがて緑谷は、日本で最も偉大なヒーローであるオールマイトにスカウトされる。オールマイトは緑谷に可能性を見出し、彼を後継者として選び、スーパーヒーローを育成することで知られる名門高校に緑谷を入学させる。
スペーストゥーン・グループによると、『僕のヒーロー…』のアラビア語吹き替え版では、日本語オリジナル版と同じ名前のキャラクターが登場する。セリフも、日本語版のものを注意深く翻訳したという。
『僕のヒーロー…』をスペーストゥーン・ゴーで公開したのは、このストリーミングアプリのコンテンツ戦略の一環。
アラビア語版の主な特長の一つとしては、モージャ・アル・シャイキ(Mohja Al Shaikh、緑谷出久役)、アミラ・ホタイフィ(Amira Hothaifi)、タレブ・アル・レファイ(Taleb Al Refaei、オールマイト役)、エイアス・アブ・ガザラ(Eyas Abu Ghazala、相澤消太役)など、スペーストゥーンのファンの間では有名な声優を起用したことが挙げられる。
スペーストゥーン・ゴーは、6月8日に『僕のヒーロー…』の第1話を配信した。
この動画配信アプリは、『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』、『メイドインアビス』、『モンスターハンターストーリーズ RIDE ON』、『名探偵コナン』、『ハンターハンター(2011年)』、『黒子のバスケ』、『テニスの王子様』など、さまざまなアニメシリーズをアラビア語で公開している。