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日米韓「揺るがぬ連携」目指す=岸田首相、訪米へ出発

(AFP).
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17 Aug 2023 07:08:12 GMT9
17 Aug 2023 07:08:12 GMT9

岸田文雄首相は17日夕、日米韓首脳会談などに出席するため、羽田発の政府専用機で米国に向けて出発した。韓国政府が日米両国との関係を重視していることを好機と捉え、3カ国の安全保障連携を、各国の政権交代などに左右されない揺るぎないものにしたい考えだ。

首相は出発に先立ち、羽田空港で記者団に「わが国を取り巻く安保環境が厳しさを増す中、3カ国の首脳が一堂に会することは意義深い」と強調。「かつてなく強固な米韓との2国間関係を土台に、戦略的連携を強化する歴史的な機会になる」と語った。

日米韓首脳会談は首都ワシントン近郊のキャンプデービッド山荘で18日(日本時間19日)に開く。国際会議に合わせたものではなく、単独で行うのは初めて。バイデン大統領がキャンプデービッドに外国首脳を招くのも初めてとなる。

会談では、3カ国首脳会談の毎年開催で合意。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持などをうたった共同文書「キャンプデービッド原則」を公表し、強固な連携を内外にアピールする見通しだ。

日米韓の枠組みは、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応を主眼にしてきた。ただ、中国が覇権主義的な動きを強めるなど、インド太平洋地域の安保環境は一段と厳しさを増している。

昨年5月に発足した韓国の尹錫悦政権は初の韓国版「インド太平洋戦略」を策定するなど安保政策のウイングを広げており、日米両政府は3カ国連携をより幅広い課題に対処する枠組みに不可逆的に変えるチャンスと判断。今回の首脳会談について「歴史的な機会」と位置付けている。

首相はキャンプデービッドでバイデン氏、尹氏と個別の会談も実施。北朝鮮による日本人拉致問題について「両大統領の強い理解と協力をいただきながら、被害者の一日も早い帰国に向け万全を期したい」と語った。首相は19日に帰国する。

岸田首相の訪米日程
17日午後 羽田空港発
      米国着
18日午前 日米首脳会談(キャンプデービッド山荘)
      日米韓首脳会談(同)
   午後 日米韓首脳ワーキングランチ(同)
      日韓首脳会談(同)
      共同記者会見(同)
      米国発
19日午後 羽田空港着
※いずれも現地時間

時事通信

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