


Rawan Radwan & Hala Tashkandi
バドル王子が王国の芸術文化を変革する多くの取り組みを発表。
リヤド:国際的なアーティストに、サウジアラビアの住居を確保できる初のチャンスが与えられる予定だ。
新しい「文化居住」の枠組みは、文化省のビジョンと将来的な戦略を発表するために水曜日にリヤドで開かれた華麗なイベントで発表された多くの取り組みの中の1つだ。
これには芸術賞、奨学金プログラム、アーティストを支援する文化基金などが含まれる。
「今日は我が国の歴史における分岐点になります」と、文化大臣のバドル・ビン・アブドゥラ・ビン・ファルハン王子が発表した。「一国がこれほど大規模な文化復興を経験するのは珍しいことです」。
「芸術文化の変革は、年齢を問わず、我が国の隅々の全てのサウジアラビア人に恩恵をもたらすことでしょう。これは理解の架け橋を築く役に立つものです。我々は子どもたちにとって、創造的な精神が開花できるようなサウジアラビアを築き上げます」。
同省のツイッターアカウントでは、優先すべきはサウジの才能ある人々を支援することだと大臣が綴った。
「文化省は、クリエイティブな人々や知識人に可能性を与え、その潜在能力を活かせるよう、取り組んでいきます」と、バドル王子は語った。
「我々は共存と平和的対話を可能にする手段として文化を促進し、有望な将来に向けて大胆に歩んでいきます」。
セレモニーでは、Mohammed AbdoやRashid Al-Farisなどのサウジのパフォーマーが中央のステージに立つ中で、サウジアラビアの伝統的な色に焦点を当てた文化省の新しいロゴが、スクリーンに表示された。
文化省は、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の次のような声明をツイートした:「我々はサウジ、アラブ、イスラムの伝統の歴史的・文化的遺産を非常に誇りに思っています
「我々の国土は、昔も、そして現在もなお、古代文明と世界貿易の十字路にある交易路で有名です。
「この遺産は、我々の社会に、今日知られている文化的豊かさと多様性を与えてきました」。
サウジアラビアのトップを走るコンセプチュアル・アーティストの1人、Abdulnasser Gharemは、この取り組みを称賛した。
「我々アーティストにとって、文化省は国のプライドの象徴です」と彼は語った。「文化省は文化間対話の重要な社会的ツールで、文化人と知識人の間の対話や意見の一致の拡大に貢献するプラットフォームとしても機能します」。
早くからサウジのアートシーンに貢献しているGharemは、非営利芸術組織Edge of Arabiaの設立を支援し、同組織は芸術教育を促進し、サウジのコンテンポラリー・アーティストに対して国際的プラットフォームを提供している。
王国のトップ・スタイリストでファッション・コンサルタントの1人、Aram Kabbaniは、アートやファッションのシーンだけでなく、その他の分野でも若いサウジの才能を支援する省の取り組みを称賛した。
「文化省は、起業家や地元の才能ある人々を支援し、彼らが成功できるよう、適切なリソースとケアを提供するという、重要で、驚くべき仕事をしてきています」。
サウジアラビアの文化の再活性化は、2016年のムハンマド・ビン・サルマン皇太子によるビジョン2030の発表により始まった。
同プランは、経済的・政治的・社会的発展における24の目標を概要としてまとめ、文化を含めた具体的な取り組みを盛り込んでいる。「我々のビジョンは、誰にもチャンスを提供できる強力で、繁栄し、安定したサウジアラビアです」と、皇太子は語った。