
東京:ソニーは、インド子会社と現地のライバル、ジー・エンターテインメントとの百億ドルの合併から手を引くと月曜日に複数のメディアが報道。
この破綻は、活況を呈している14億人規模のエンターテインメント市場で、ディズニー、アマゾン、ネットフリックスなどのライバル・ストリーミングとの競争に有利に立とうとする両社の希望への打撃だ。
ブルームバーグニュースとインドのエコノミック・タイムズは、ソニーがジーに契約解除通知を送達し、近々、公式発表があると報道した。
ブルームバーグが入手した文書によると、ソニーは、合併契約の条件が成就していないことを解除決定の理由とした。
日本の大企業のソニーは、AFPの取材に対し、コメントを控えた。
この合併は、2021年に合意され、ジーのプニット・ゴエンカ最高責任者は、新会社のの価値は、百億ドル近くで、年商は20億ドル近くになるだろうと発言していた。
しかし、合併の完了には、問題があった。もっとも最近のものでは、ソニーが、規制当局の捜査対象となっているゴエンカ氏が合併企業を経営するのを嫌ったと報じられていた。
加えて、ソニーは、2021年からジーの利益が低迷していることを懸念していたとソニー関係者が、先週、AFPに匿名で話した。
インドのエンターテインメント市場は、何百億ドルもの規模で、すでに世界で最大の市場の一つとなっている。また、スマートフォンの普及は、今後数年のうちに、さらに拡大すると予測されている。
億万長者のムケシュ・アンバニ氏が率いるリライアンスがディズニーのインド部門との合併を交渉しているとき、合併契約破綻は、ソニーとジーを、より脆弱にするだろうとブルームバーグニュースは報道した。
AFP