
リヤド:サウジアラビアのエネルギー大手アラムコは、新たに算出された数字によると、確認埋蔵量で世界最大の石油会社リストのトップに立ち、最も近い競合会社の15倍の数字を誇った。
ドイツのデータ収集・可視化オンラインプラットフォームStatistaによると、サウジアラムコの石油・ガス埋蔵量は、2022年時点で石油換算約2590億バレルと推定されている。
この埋蔵量は、エクソンモービル社、シェブロン社、トタルエナジーズ社、シェル社、BP社、エニ社の合計を上回る。
エクソンモービル社の埋蔵量は石油換算で177億バレル、次いでシェブロン社の112億バレル。
アラムコの埋蔵量の大きさは、その収益源と呼応している。国営の巨大石油会社は、同社の年次決算に基づくと、2016年から2023年の間に7,162億ドルの利益を生み出し、世界で最も収益性の高い企業である。
また、2023年には1日平均1280万バレルの石油を生産している。
Statistaは、サウジアラムコの埋蔵量は利権に基づくもので、探査・開発能力は特定の地域に限定されていると強調した。
またStatistaは、王国の石油埋蔵量は2020年に409億トンに達すると報告している。
「サウジアラビアの石油埋蔵量は世界最大級で、世界の在来型石油源の約5分の1を占める」と同データプラットフォームは述べている。
さらに、米国エネルギー情報局の調査によると、上場している石油開発会社187社の国際石油・天然ガス確認埋蔵量は、2022年に石油換算で56億バレル減少する。これは、企業の年次財務報告書に基づく2%の減少に相当する。
2023年7月に発表された分析によると、これらの公開企業が保有する確認埋蔵量は、主にCOVID-19パンデミックの経済的影響により、2020年には9%減少したが、2021年には埋蔵量が増加したという。
2022年には、トタルエナジーズやBPなど、一部の大手石油会社がロシアから撤退した。これらの撤退により、同年に探鉱・生産会社が報告した確認埋蔵量は、石油換算で120億バレル減少した。
2024年6月2日、アラムコは100億ドル以上の株式の売却を開始した。
株式売出しの最終価格はSR27.25(7.26ドル)に設定され、新株発行の完了後、同社の海外投資家への割当ては全株式の0.73%に達した。