
東京:財務省が木曜日に発表したところによると、日本の3-4月期の貿易収支は赤字を記録したが、対米貿易では黒字を計上した。
暫定統計によれば、3月までの会計年度で日本の世界貿易赤字は5兆2000億円(370億ドル)となり、4年連続の赤字となった。
対米黒字は9兆円(630億ドル)に膨らんだ。
対米輸出はドナルド・トランプ米大統領にとって争点であり、日本の交渉担当者はワシントンで米国の関税引き上げに反対する主張を展開している。日本は長年の米国の重要な同盟国であり、米国への主要な投資国であり、何十万人もの米国人を雇用している。
トランプ大統領は4月2日、数十カ国への関税引き上げの一環として、日本からの輸入品に24%の関税を課すと発表した。金融市場がパニックに陥った後、トランプ大統領は輸入関税を90日間部分的に保留する一方、中国製品に対するすでに高率の関税を145%にまで引き上げた。
日本はまだ、輸入車、自動車部品、鉄鋼、アルミニウム輸出に対して10%の基本関税と25%の課税に直面している。これらの関税の大半は最近発効されたが、袂を分かった石破茂首相にとっては重大な難題である。
一部のアナリストによれば、東京はある時点で、アメリカ産米の輸入拡大など、意表を突く譲歩を発表する可能性があるという。米は日本人の主食として特別な位置を占めており、日本では長い間保護されてきた。しかし最近、米不足が価格を押し上げている。
日本の年間輸出は、コンピューターチップや自動車などの好調な出荷に助けられ、前年比5.9%増加した。輸入は4.7%増加した。しかし、円安が輸入コストを押し上げた。
最近の外国人観光客の日本への流入は輸出を押し上げた。
3月の日本の貿易黒字は5440億円(40億ドル)だった。輸出は前年同月比で4%近く増加し、6ヶ月連続のプラスとなったが、急増は2月より鈍化した。
対米輸出は3%増、対アジアは5.5%増だった。中国への輸出は減少したが、香港、台湾、韓国への輸出は急増した。
INGのシニア・エコノミスト、ミン・ジュ・カン氏はリポートの中で、「これは米国との関税衝突を避けるためにアジア内で輸出のルートを変更したためと思われる」と述べた。
AP