
パリ:司法筋によると、フランスの裁判官は火曜日、ラシダ・ダティ文化相と元自動車会社経営者のカルロス・ゴーン氏に対して、コンサルティング料をめぐる汚職と権力乱用の容疑で公判を開くことを命じた。
フランス金融犯罪捜査局(PNF)は 2024 年 11 月、2026 年 3 月のパリ市長選挙への出馬が予想されるダティ氏と、ルノー・日産連合のゴーン元最高経営責任者(CEO)を、汚職捜査の一環として公判に付すよう求めていた。
捜査当局は、ダティ氏が2009年に司法大臣を辞任して欧州議会選挙に出馬した後、ルノー・日産自動車連合からコンサルタントとして受け取ったコンサルティング料について、調査を進めていた。
ダティ氏は、その期間中に受け取った報酬に不正はないと否定している。一方、日本からプライベートジェットの箱に隠れてレバノンに逃亡したゴーン氏は、自身に対する不正行為の嫌疑を否定している。
ダティ氏の代理人は直ちにコメントを寄せなかった一方、ゴーンの代理人はコメントを求める連絡が取れなかった。
フランス、レバノン、ブラジルの国籍を持つゴーン氏は、日本が発行したインターポール赤手配書により、2019年からレバノンを離れていない。
ロイター