
日本航空が3日発表した2020年4~6月期連結決算(国際会計基準)は、純損益が937億円の赤字(前年同期は129億円の黒字)となった。今期から国際会計基準に移行したため単純な比較はできないが、赤字額は12年の再上場以降、四半期ベースで最大。新型コロナウイルス感染拡大を受けた各国の出入国規制や国内での外出自粛により、旅客数が落ち込んだことが響いた。
航空業界では、ANAホールディングスも4~6月期連結純損益が1088億円の赤字。新型コロナの影響で大手2社がそろって大幅赤字を計上した。
日航の連結売上高は前年同期比78.1%減の763億円。本業による損益に投資収益を加えたEBIT(税・利払い前損益)は、1310億円の赤字(前年同期は199億円の黒字)だった。
21年3月期の業績予想は未定。
JIJI Press