
ヘブシ・アルシャマリ
リヤド:サウジのエネルギー系シンクタンクが、民間部門による資金供給やプロジェクトの提供への関与を強化することで、サウジアラビアの非石油依存経済が促進されるだろうと述べた。
これは、アブドラ国王石油調査研究センターが公表した文書において示された、石油以外の経済への政府支出の影響最大化を可能にするための、5つの主要な提言のうちの1つである。
また同文書は、サウジのビジネス環境改善の必要性、投資や雇用創出プロジェクトへの民間部門の関与、ならびに政府支出の優先順位の見直し、地方コンテンツの増加、および物品やサービスの輸入削減への取り組みも強調した。
政府支出は教育、職業訓練、能力開発への投資によって裏打ちされれば、より大きな前向きの影響を持つだろうと、この研究は結論づけている。
石油価格の低迷が6年間続き、過去4ヶ月はコロナウィルスパンデミックがガソリンや航空燃料の需要を抑え込んで状況がさらに悪化したため、地域政府は経済多様化の予定を加速させている。
ムーディーズは、20201~2024年のサウジ経済の平均成長率を約3%と予測している。これは、2015~2019年の平均値(1.6%)の約2倍だが、2005~2014年に記録した4.1%の成長よりも低い。