
リヤド:王国はビジョン2030の一環として、宇宙プルグラムのために、80億サウジアラビア・リアル(21億ドル)の予算追加を計画している、とサウジ宇宙委員会(SSC)の議長、スルタン・ビン・サルマン王子は述べた。
同委員会は今年中に発表される予定の政府計画をまとめ、この計画の下で宇宙部門の予算に、20億サウジアラビア・リアルの当初追加増額分が加算されることになる。
「私たちが今生きているこの時代に、世界経済の基本部分となりつつあり、地球上の私たちの生活のあらゆる側面と関係を持つようになっています。私たちがこのプログラムを前に進めるにつれて、宇宙事業と宇宙経済は成長して数兆リアルになると期待しています」と、スルタン王子は述べた。
この委員会は2018年後半、宇宙関連の研究と宇宙産業活動を促進するために、国王令によって設立された。
「宇宙部門に存在する数多くのチャンスが眠っていると思うので、私たちはサウジアラビアで、こうしたチャンスをあらゆるレベルで利用するつもりです」と、スルタン王子は付け加えた。
サウジ観光・国家遺産委員会の議長を18年間務めたスルタン王子は、王国が将来世代の可能性を促進しながら、宇宙産業におけるグローバルなプレイヤーとなることを熱望していると述べた。
サウジ宇宙部門の現在の投資による収益は、1サウジアラビア・リアル毎に1.81サウジアラビア・リアルだ。SSCのデータによると、これは先進経済諸国の同部門に投資された場合、1サウジアラビア・リアル毎に、7から20サウジアラビア・リアルと同等だという。
SSCは協力を促すために、アメリカ、ロシア、中国、インド、UAEの国際的な専門機関との合意に署名する計画だ、1985年にアメリカのスペースシャトル、ディスカバリーに搭乗したとスルタン王子は述べた。王子はアラブやイスラム教の国出身の初めての宇宙飛行士だ。
王子の任務は搭乗科学技術者として、ディスカバリーでの王子の任務は、この地域を世界の他の地域と繋いで画期的な出来事となった通信衛星のアラブサットを放出することも含んでいた。
サウジアラビアは、1976年に発射されたアラブ衛星通信機構(アラブサット)の創設者で、資本家で、37パーセントの株を保有している。
ロイター通信