アラブニュース・ジャパン
東京—- グレッグ・ケリーの被告側弁護士が12月23日の起訴で、新たに女性の証人尋問を行った。女性の身元は公表されていない。
彼らは、「長期」と「短期」として説明されている範疇で役員会が横領した方法について報酬の詳細を調査した。
女性は嫌疑をかけられているカルロス・ゴーンの報酬の隠蔽工作に関するグレッグ・ケリーの東京地方裁判所の公判で証人として登場した。
証人は支払いの内訳と、いかにカルロス・ゴーンとこの裁判で司法取引をしている大村元秘書室長が自分に指示を出したかを説明した。
証人の女性は法廷で顔をシールドで隠した状態で話していた。公判には英訳がつけられた。
ケリーは弁護団に付き添われていた。弁護団は集中してノートをとっていた。一方、ケリーの妻、ディーも法定にいた。
この新たな女性の証人は、ゴーンに対する起訴を有利にすると目されている。さらに、今日の開廷で、ケリーの弁護団はこの証人に対し、ゴーン自身の直接の指示で、証人が承諾したものがあるのかどうかを質問した。
評論家は、ケリーの弁護団が公判と証人尋問を通して、ゴーンの「派手な生活や贅沢な趣味」を強調し、最終的に彼に責任を転嫁しているように見えたと述べた。
公判はまだ途中で、明日、再開される予定だ。
ゴーンは去年の終わりに、金融商品取引法違反の疑いで公判を控える保釈中の身で日本からレバノンに逃亡した。