
アラブニュース
ロンドン:保守党の下院議員は、英国がブレグジット(Brexit)後の優先事項の1つとして、湾岸協力会議(GCC)諸国との貿易関係の強化を検討していると述べた。
リアム・フォックス元国際貿易大臣は、アシャルクニュース(Asharq News)に英国政府は「湾岸諸国、特に様々な問題に関する英国の重要なパートナーであるサウジアラビアとの関係を強化する」ことになるだろうと述べた 。
フォックス氏は、湾岸協力会議(GCC)は「英国にとって大きな市場であり、湾岸諸国から英国に大量の投資が行われているため、交易条件と投資の面で非常に強い関係にある」と付け加えた。
英国は1年前に政治的な理由でEUを離脱し、2020年の終わりにEUの単一市場と関税同盟も離脱した。
英国は、EU離脱の主な利点は、世界中で貿易協定を結ぶ自由であると主張している。
フォックス氏は同ニュース社に、ブレグジット(Brexit)によって湾岸協力会議(GCC)諸国との貿易協定を結べるようになり、「各加盟国が貿易協定を拒否できる27ヵ国をまとめる 欧州連合と比較してより柔軟である」と述べた。
同下院議員は、英国は世界で5本の指に入る経済大国のひとつであり、最大の軍事予算を有する国のひとつである付け加えた。そのため、同国には「国益のために行動する力と柔軟性」があると述べた。
フォックス氏は、英国と湾岸協力会議(GCC)諸国は、「健康科学、金融および法律サービス、および一般的なサービス部門の分野での協力に加えて、ヨーロッパ大陸および中央アジアへの製品およびサービスの輸出の窓口として同地域を拠点にするためのパートナーシップの形成に協力する。」
同氏は「英国には、法律および金融サービスを輸出し、湾岸協力会議(GCC)のパートナーと協力して、地域市場に合わせてこれらの製品を改善および設計するという非常に大きな能力がある」と述べた。