
ワシントン:日本の自動車メーカーのホンダは部品不足などを理由に米国とカナダのほとんどの工場で1週間にわたり「生産を停止」する。同社が火曜日に発表した。
日本のホンダ広報担当者がAFP通信に語ったところによると、同社はテキサス州を中心に「新型コロナウイルス感染症、様々な港湾の混雑、マイクロチップ不足、そして過去数週間にわたる厳しい冬の天候の影響に関連する多くのサプライチェーンの問題」に対処しているという。
「何らかの形で、米国とカナダにある当社のすべての自動車工場が影響を受け、3月22日から1週間ほとんどの工場が一時的に生産を停止することになる」と広報担当者は述べた。
状況は「流動的」であるため、生産調整の時期と期間は「変更される可能性」がある。
広報担当者によると、生産を停止した場合でも影響を受けた工場の従業員は勤務を続けることができるという。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックは世界中の需給パターンを混乱させ、主要な港での停滞につながっている。
また、シリコンチップの不足により、自動車メーカーは世界中で生産量の削減を余儀なくされている。
フォードは半導体不足のため、売れ筋のF-150ピックアップトラックの生産量を大幅に削減すると発表し、ゼネラルモーターズは北米の3つの工場で操業を停止すると発表した。
様々な業界でマイクロチップの需要が高まっており、特にロックダウン中にコンピューターの売上が爆発的に増加したことから、チップメーカーは他の顧客に目を向けている。
米国のジョー・バイデン大統領は、この問題に対処し、米国内で特定の重要品目の生産を増やすことで、サプライチェーンをより安全で信頼性の高いものにすると約束した。
AFP通信