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COP26、何が進展?=メタン削減、ガソリン車廃止で動き

国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議 (AFP)
国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議 (AFP)
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14 Nov 2021 04:11:59 GMT9
14 Nov 2021 04:11:59 GMT9

グラスゴー時事: 英グラスゴーで開かれた国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)では、温室効果ガスの一種「メタン」の排出削減や石炭火力発電の段階的廃止、ガソリン車の販売停止などを掲げる動きがあった。しかし、一定の進展があった分野もあれば、不十分なものもある。主な動きをまとめた。

◇メタン削減
メタンの排出量を2030年までに20年比で3割削減するという宣言に、日本を含む100以上の国・地域が合意した。しかし、主要排出国の中国やオーストラリアなどは参加しなかった。

◇森林破壊停止 温室ガスの主な吸収源となる森林の破壊を30年までにやめる宣言に、熱帯雨林を抱えるブラジルなどを含む140以上の国・地域が合意した。日本も参加。参加国・地域の合計は地球の森林面積の9割以上を占める。

◇石炭火力の段階的廃止
温室ガスの排出対策を取っていない石炭火力発電の40年代までの段階的廃止に40以上の国・地域が合意した。韓国やインドネシアなどが参加。ただ、日本や米国、中国などは参加を見送った。

◇ガソリン車廃止
40年までにガソリン車の新車販売をやめ、電気自動車(EV)などのゼロエミッション(排出ゼロ)車のみとする宣言に、20以上の国・地域が合意した。ただ、2大市場の米中に加え、自動車輸出大国の日本やドイツなどは参加を見送った。合意した国・地域の合計は世界の自動車市場全体の約2割程度。

◇脱石油・ガス
石油と天然ガスの段階的廃止を掲げる有志連合が設立された。デンマークやコスタリカなど10以上の国・地域が参加。ただ、日本や米国、産油国のサウジアラビアや英国などは見送った。

◇米中共同宣言
米中両政府は今後10年間の気候変動対策で協力する共同宣言を発表した。メタン削減や再生可能エネルギーの普及などで協力を強化する。ただ、実効性のある行動につながるかは未知数の部分も残る。

時事通信

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