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防衛費5.3兆円規模=過去最大、補正は4200億円

10 Dec 2019 06:12:25 GMT9

政府は11日、2020年度当初予算案の防衛関係費について、5兆3000億円規模とする方向で調整に入った。19年度当初の5兆2574億円を上回り、過去最大となる。増額は8年連続。退役する航空自衛隊F2戦闘機の後継機の開発費100億円超も盛り込み、20日に閣議決定する。複数の政府・与党関係者が明らかにした。

 19年度補正予算案の防衛関係費は、約4200億円を計上。台風被害による災害関連費のほか、地上配備型迎撃ミサイルパトリオット(PAC3)改修費も前倒しで盛り込んだ。20年度予算案を抑える狙いだが、補正予算の趣旨から外れるとの指摘も出そうだ。 

 20年度予算案には、海上自衛隊の護衛艦「いずも」空母化のための改修費や、米最新鋭ステルス戦闘機F35A・Bの取得費、宇宙・サイバー・電磁波といった新領域での対処能力強化の取り組みなどが含まれる。

 F2後継機の開発は、夏の概算要求時点では金額を示さない「事項要求」としていた。開発は日本主導で行うが、米欧との一部連携も視野に入れる。

 一方、F35Aの調達については、国内企業が最終組み立て・検査を行う方式を継続する。昨年、より安価な完成機の輸入に切り替える方針を決めていたが、国内組み立ての手順見直しなどで経費を削減し、完成機輸入よりも低価格を実現した。

時事通信社

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