
ニーマル・ナラヤナン
リヤド:欧州連合(EU)が6カ月以内に原油の輸入禁止を行うことを含む新たな対ロシア制裁を提案したことで、中国での需要に対する懸念が相殺され、木曜日に原油価格は大幅に上昇した。
ブレント原油先物はGMT 6:30に1バレル110.74ドルと60セント(0.5%)上昇、米国ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油先物は40セント(0.4%)上昇し、108.21ドルに達した。
ロシアからの石油禁輸措置に直ちに従うことに日本は消極的
木曜日、萩生田光一経済産業大臣は、ウクライナ侵攻に関連してロシアの石油輸入を直ちに停止することは「難しい」と述べた。
訪米中の萩生田大臣は、欧州連合(EU)執行部が提案した原油の禁輸を含む極めて厳しい対ロシア制裁を踏まえて、記者団に対し次のように説明した。
「日本は資源に限界があり、直ちに足並みを揃えてというのは難しい部分がある。」
バークシャー社、オキシデンタル株を15.2%まで買い増し
ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ社は、オキシデンタル・ペトロリアム社の株をさらに590万株買い増し、同社への出資比率を約15.2%にまで引き上げた。
バークシャー社は月曜と火曜に株式を追加購入し、水曜夜に提出された報告書によると取得費用は約3億3600万ドルに上る。
今回の購入により、バークシャー社は約88億ドル相当のオキシデンタル株約1億4230万株を保有していることになる。さらに、オキシデンタル社によるアナダルコ・ペトロリウム社買収資金として、2019年に取得した優先株100億ドル相当を保有している。
バークシャー社はさらに、50億ドル分のオキシデンタル株を水曜日の終値61.57ドルから若干ディスカウントされた価格で購入できるワラントも有している。
バークシャー社による買い付けと原油価格の上昇の恩恵を受け、オキシデンタル社の株価は今年2倍以上の値を付けたが、ロシアのウクライナ侵攻を受けてさらに上昇した。
(ロイター社の記事より)