
ニューヨーク時事:トヨタ自動車は31日、米ノースカロライナ州で建設中の車載電池工場の整備に21億ドル(約3000億円)を追加で投じると発表した。既に38億ドルの投資を計画していたが、電気自動車(EV)の生産体制強化に向け、予算規模を約1.5倍の計59億ドルに引き上げる。
トヨタは2025年から米国内でEVの生産を始め、ノースカロライナで製造したリチウムイオン電池を搭載する予定。この日、25年からケンタッキー州にある工場で3列シートのSUV(スポーツ用多目的車)の製造を開始する方針も明らかにした。
同社は21年、米国市場での新車販売台数が海外メーカーとして初めて首位となり、22年は米ゼネラル・モーターズ(GM)に次ぐ2位。ただ、EV化では出遅れており、追加投資でてこ入れを目指す。
時事通信