
リヤド:スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先日、報告書を発表し、サウジアラビアの信用格付けについて自国通貨建ておよび外貨建てで「A/A-1」、見通しは安定的であると確認した。国営サウジ通信社が16日に報じた。
同格付け機関は、このような評価をした背景について説明し、サウジアラビアが近年注目すべき改革に継続して取り組んでいることや、非石油部門の持続可能な発展を支える構造改善の実現などを指摘した。
また、サウジアラビア政府の財政管理や公的債務の均衡を維持する取り組みも格付けに寄与した。
S&Pはさらに、サウジアラビアの国内総生産(GDP)は今年度、石油生産量の削減により、0.2%増になる見込みだとした。
他にも、石油受注量の増加が予想されることや、非石油部門の顕著な成長が後押しし、2024~2026年はサウジアラビアの成長率が3.4%になると予想した。