

日本野球機構(NPB)のセ・リーグおよびパ・リーグの12球団は月曜、新型コロナウイルスの感染拡大により3月20日の公式シーズン開幕を延期することを決定した。
この決定は、拡大を続けるウイルスへの対策について議論するための新型コロナウイルス対策連絡会議が設置された同じ日の会合にて専門家チームがNPBとJリーグの公式試合の延期を提言したことに対して、球団代表者会議でなされたもの。
専門家チームは、NPBの公式シーズン開始およびJリーグの3月18日の公式試合再開の延期を提案していた。
Jリーグは月曜にも再び会議を開き、再開日を延期するかどうかを議論する。
プロ野球シーズン開幕の延期は2011年3月11日の地震と津波の影響によりNPBがシーズン開幕を3月25日から4月12日に延期したとき以来初めてとなる。
専門家チームメンバーの東北医科薬科大・賀来満夫特任教授は会合後の記者会見で、専門家チームは各球団・クラブが試合でウイルス拡大を阻止できるかどうか確信が持てないと述べた。
「我々は(各団体が)(公式試合の)開始を延期し、徹底的な準備をすることを提案した」と教授は付け加えた。
声明時から1、2週間がウイルスのさらなる拡大を封じ込められるかさらに拡大するかの瀬戸際であるとした日本政府専門家チームからの2月24日の声明に続き、Jリーグは翌日、公式試合計94試合の延期を決定した。3月15日まで予定されている試合。
NPBは2月26日、オープン戦試合72試合を無観客で開催することを決定した。3月20日の公式シーズン開幕を目指していた。
時事通信