
東京:白血病を克服した池江璃花子は、3年前の東京オリンピックで個人種目での出場権を逃したが、パリオリンピックの100mバタフライに日本代表として出場する。
世界選手権で3度の優勝経験を持つ瀬戸大也は、男子個人メドレーに出場する。
18歳の時、池江は、2018年アジア大会で6つの金メダルと2つの銀メダルを獲得し、MVPに選ばれた。
その勝利から数カ月後の2019年初め、彼女は白血病と診断され、約10カ月間の入院生活を送った。
競技に復帰したのは2020年8月のことで、2021年のオリンピックトライアルでは100m自由形と100mバタフライで優勝し、驚異的なカムバックを果たした。
彼女のタイムは、東京オリンピックの個人種目の出場権を得るには十分な速さではなかったが、このパフォーマンスにより、彼女は地元オリンピックの自由形とメドレーリレーの両チームに選出された。
現在23歳の池江は、今月初めに行われた日本代表選考会の100mバタフライで、57秒34の2位でフィニッシュした松本志穂をわずか0.01秒差で抑え、出場権を獲得した。
池江は『Olympics.com』の取材に対し、「最終的にタッチを制したのは、私の長い腕だったと思います。今日は神様が味方してくれたと思う」と語った。
レースは17歳の平井瑞希が56.91秒という素晴らしいタイムで優勝した。
また、女子個人メドレーには成田 実生(17歳)、男子個人メドレーには松下知之(18歳)が出場する。
「今回、ベテランと若い才能がたくさん代表チームに入ったことをうれしく思う」と鈴木大地水泳連盟強化部長は語ったと日本メディアは報じている。
「パリで日の丸を背負って表彰台に立つ姿を見たい」と付け加えた。
AFP