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はいチーズ!: 日本の科学者が生きた皮膚でロボットの顔を「笑顔」にする

ロイターのインタビューに応じる東京大学の竹内昌治教授(2024年7月12日、東京の研究室にて)。REUTERS/Kim Kyung-Hoon
ロイターのインタビューに応じる東京大学の竹内昌治教授(2024年7月12日、東京の研究室にて)。REUTERS/Kim Kyung-Hoon
2024年7月12日、東京の研究室で、ヒトの皮膚組織で覆われた顔型を示す東京大学の研究員。REUTERS/Kim Kyung-Hoon
2024年7月12日、東京の研究室で、ヒトの皮膚組織で覆われた顔型を示す東京大学の研究員。REUTERS/Kim Kyung-Hoon
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18 Jul 2024 01:07:13 GMT9
18 Jul 2024 01:07:13 GMT9

東京:日本の科学者たちは、ロボットの顔に生きた皮膚組織をくっつけ、「笑顔」にする方法を考案した。

東京大学の研究者たちは、ヒトの皮膚細胞を顔の形に成長させ、靭帯のようなものを埋め込んで、大きく笑うように引っ張った。

この結果は、不気味ではあるが、より生命に近いロボットを作るための重要な一歩である、と主任研究者の竹内昌治教授氏は語った。

「これらのアクチュエーターとアンカーを取り付けることで、初めて生きた皮膚を操作することが可能になりました」と竹内教授は付け加えた。

この微笑みロボットは、先月Cell Reports Physical Science誌のオンライン版で発表された研究で紹介されたもので、竹内教授と彼の研究室が、生物学的な機械と人工的な機械をいかにうまく組み合わせるかという10年にわたる研究の成果である。

生体組織には、金属やプラスチックに比べ、脳や筋肉のエネルギー効率から皮膚の自己修復能力まで、数多くの利点があると竹内教授は言う。

今後、研究者たちは、実験室で成長させた皮膚に、循環系や神経など、より多くの要素を追加することを目指している。そうすれば、皮膚から吸収される化粧品や薬物のより安全なテストプラットフォームにつながるかもしれない。

また、ロボットのための、よりリアルで機能的なカバーができるかもしれない。とはいえ、機械が呼び起こす奇妙な感覚や不安感を人々から取り除くという課題も残っている。

竹内氏はロボットについて、「まだ少し不気味さが残っています」と認めた。「人間と同じ素材でロボットを作り、同じ表情を見せるようにすることが、不気味の壁を克服する一つの鍵になるかもしれないと思います」

ロイター

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