
シェーン・マッギンレー
ドバイ:ドイツのスポーツウェア大手のアディダスは、急成長を続けるサウジアラビアのゲーム部門の開発を担当する公式規制機関であるサウジアラビア電子・知的スポーツ連盟(SAFEIS)とパートナーシップ契約を締結した。
連盟とGCCにおける同ブランドの一部門であるアディダス・エマージング・マーケッツとの間で覚書が締結された。
このパートナーシップにより、サウジアラビアのゲーマーはよりアクティブになり、フィットネスレベルが向上して、ゲームのスピードや反応時間の向上に貢献することが期待される。
また、頭の回転の速さが高まれば、世界中のゲーマーに対する競争力も高まるであろう。
「プロ(eスポーツ)のプレーヤーは、実際のアスリートと同様の身体的ストレスを経験しています。スポーツとeスポーツの境界線は曖昧になっており、プロプレーヤーがバランスのとれたライフスタイルを送ることは、全体的な健康やゲームのパフォーマンスにとって有益です」と、SAFEISとアラブeスポーツ連盟の会長であるファイサル・ビン・バンダル・ビン・スルタン皇太子は言う。
アディダスのGCC担当ゼネラルマネージャーであるジャンニ・コンティ氏は、同社はSAFEISと提携した最初のスポーツブランドであると語った。
このパートナーシップは、「サウジアラビア人を世界でも有数の健康でアクティブなゲーマーにするのに役立つでしょう」と同氏は付け加えた。
世界のゲーム市場は昨年9.6%の成長を遂げ、およそ1,521億ドルの価値があると推定されている。
サウジアラビアのゲーム市場は2019年に約8億3700万ドルと評価され、世界でも有数の急成長を遂げており、1年で約22.5%拡大している。
SAFEISは、この成長を活かし、サウジアラビアをこの産業のグローバル・ハブに発展させるために2017年に設立された。