
アラブニュース
東京:日本の日本経済新聞は、インドネシア最大のイスラム系組織のインドネシア・ウラマ評議会は、中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)製の新型コロナウイルスワクチンがイスラム法の下で許可されていると判断していると報じた。
承認により、政府の新型コロナウイルスワクチンの接種計画が後押しされ、来週から接種が開始される。
同新聞は、インドネシア・ウラマー評議会(MUI)が、インドネシアで1日あたりの感染者数が過去最高を記録した日に、中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)製の新型コロナワクチンがイスラム教徒が戒律に従って接種が許される「ハラル」との見解を示したと報告した。
インドネシアでは、豚肉成分が含まれている製品が原因で、過去に宗教がワクチンの接種の試みと衝突しており、承認が不可欠となっている。
先日、インドネシア政府は、インドネシア・ウラマー評議会(MUI)のファトワ(宗教見解)委員会のワクチンのハラル認証に関する決定なしに、新型コロナウイルスワクチンの接種を開始しないと述べていた。
1月8日、インドネシアは、10,617人の新たな感染を報告し、感染者の総数は808,340人に達した。同国で1日あたりの感染者数が10,000人を超えたのは初めてである。 また、233人の死亡が報告され、死者の総数は23,753人に達した。
同紙によると、同国は中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)製の新型コロナウイルスワクチンを300万回分受け取っており、1月6日の時点で120万回分が全国34州に向けて配布された。政府は1月13日に、ジョコ・ウィドド大統領が国内で最初となる同ワクチンの接種を受け、続いて医療従事者が受ける新型コロナウイルスワクチンの接種プログラムを開始することを計画している。
保健省は、集団免疫を獲得するために、12ヵ月でインドネシアの人口2億7000万人のうち1億8100万人に予防接種を行うという目標を設定した。