
東京: 伝説的ボクサー、フロイド・メイウェザーが参加する今月開催予定のエキシビションマッチが新型コロナウィルスによる緊急事態宣言を受けて延期になった、と主催者側が2月5日発表した。
引退した元チャンピオンのメイウェザー(43歳)は、2月28日に東京ドームで無名の対戦相手と戦う予定だったが、外国人の入国がほぼすべて不能になったため主催者側が延期を決定した。
東京など日本の各地域では、3月7日まで緊急事態宣言の延長が決定している。このためスポーツイベントの観戦者数は最大5,000人か会場定員の半分、いずれか少ない方に制限されている。
2月20日に開催が予定されていたメイウェザー対人気YouTuberローガン・ポールとの試合も先週延期が決定した。
世界中で酷評された2018年の日本でのエキシビションマッチで日本のキックボクサーと対戦したメイウェザーは、「MEGA2021」という名称の東京ドームでのイベントが「年内に」日程変更されるよう望むと語った。
「現在、日本ではコロナウイルス感染者が増加しており、外国人の入国は許可されていないと聞きました」と主催者側が日本語でメイウェザーのコメントを発表した。
「本当に残念ですが、2月28日に日本で戦うのは不可能となりました。日本への入国が許可され、MEGAの振り替え試合が確定し、対戦相手が決まれば、いつでも戦う準備は出来ています」
主催者側によると、このイベントにはメイウェザーを含む「チャンピオンクラス」の格闘家が登場するとされるが、試合のルールなど、詳細は明らかになっていない。
「人類がコロナウイルスに打ち勝ち、スポーツが盛んな世界に戻れるよう祈っています」とメイウェザーは語った。
50戦50勝の無敗記録を持つボクシング界の伝説、メイウェザーは引退していたが2018年12月に日本の総合格闘技のスター選手、那須川天心と戦うために現役復帰した。
メイウェザーが自分の年齢の半分以下の那須川選手から、第1ラウンドで3回のダウンを奪うと、那須川のトレーナーがリングに乱入して試合を止めた。
メイウェザーは、わずか2分間の試合で900万ドル稼いだとネット上で匂わせた。
AFP通信