
クラレート・モンソラーテ
元日本代表キャプテンの長谷部誠は、サッカー人生において、いわば新たな息吹を得たようだ。
37歳の長谷部誠は、今シーズン限りでサッカーシューズを脱ぐことを決めていたが、所属するドイツのアイントラフト・フランクフルトは別の計画を持っていた。しかし、アイントラフト・フランクフルトは、彼のキャリアをさらに1年延長し、2021〜22年のドイツ・トップリーグ・シーズンまでプレーさせることにしたのだ。
「来年、38歳にしてブンデスリーガでプレーできることを本当に嬉しく、誇りに思います。これは素晴らしいことです」と長谷部は先日、記者団に語った。
「1年前、私は99.9%の確率でこの夏に辞めるだろうと思っていました」
長谷部は、「フランクフルトから1年延長のオファーがあったときには、給料の交渉もせずに飛びついてしまったほどです」と感激していた。
ドイツの同クラブでチームメイトから「おじいちゃん」と呼ばれている長谷部は、今、チャンピオンズリーグでプレーすることを夢見ている。
2009/10年に前所属のヴォルフスブルクでチャンピオンズリーグのグループステージに出場してから10年以上が経ち、長谷部はアイントラフトで再び挑戦したいと考えている。
長谷部は、「チャンピオンズリーグで再びプレーすることは大きな夢です。現実的な目標ではありますが、謙虚さを忘れてはいけません」と語る。
長谷部は、来シーズンがブーツを脱ぐ前の「最後のシーズン」になるだろうと語っている。
長谷部は来年1月に38歳になるが、54歳になってもJリーグのFC横浜でプレーしている友人の三浦知良を見習うつもりはない。
「毎年、夏に日本で会って食事をしています。彼は素晴らしい人です」と長谷部は言う。「あんなに長くプレーするのは私の目標ではないけれど、彼は私のロールモデルです。私にはできないことです」
長谷部選手のチームメイトは、40代が近づいていることを定期的に指摘する。
「『伝説』、『おじいちゃん』、『おやじ』など、たくさんのニックネームを作ってくれました」とジョークを交えて彼は語った。「日本では、8年間日本代表チームのキャプテンを務めたこともあり、『キャプテン』と呼ばれています」