


アミン・アッバス
アブダビ: 第12回アブダビ・ワールド・プロフェッショナル柔術選手権(ADWPJJC)の2日目は、世界最高峰のマスターズ(30才以上の選手)部門による力強いパフォーマンスを目撃した。柔術アリーナでブラジルの選手たちが最も多くの金メダルを獲得し、頂点に立った。
最高クラスの試合があるこの日は、ハムダン・ビン・モハマド・ビン・ザイード・アルナヒャン氏や、UAEの外国貿易担当国務大臣タニ・ビン・アフメド・アルゼヨウディ博士など多くのVIPが観戦した。
アブダビの皇太子でUAE軍の副最高司令官であるシェイク・モハマド・ビン・ザイード・アルナヒャン氏の後援の下で開かれたADWPJJCは、茶・紫・青帯部門で競い合うために世界中から集まった500人以上の達人たちを迎え入れた。
この日は、ブラジルから来たマットのベテランたちの日となった。彼らは27個の金、24個の銀、19個の銅を含む70個のメダルを集めた。ロシアの選手たちは、9個の金、10個の銀、8個の銅から成る27個のメダルを獲得して2位にランクされた。それに次いでUAEが5個の金、9個の銀、9個の銅を含む23個のメダルを持ち帰った。
ADWPJJCの審判長を務めるアレックス・ナシメント氏は、選手権での力強いパフォーマンスについて次のようにコメントした:「この大会は今の世界では他に類を見ないものであり、優秀な柔術選手を一堂に集めている。これは、UAEが強力な有名選手の参加と厳格な安全手順を備えるスポートイベントの開催において、世界をリードしていることを示している」
中でもパウロ・ミアヨ(62kg級)は、4月9日まで行われる選手権の2日目でハビエル・ゴメスと対戦し、印象的なパフォーマンスを見せた。そしてサブミッションで勝利して金メダルを獲得し、表彰台の一番上に立った。
「すばらしい瞬間。このような状況においてここで競うことは特别なことで、この舞台で金メダルを獲得することとは別物。我々全員を安全な環境に集めてくれた主催者とアブダビに感謝する」と、ミアヨは勝利の後で述べた。
ポーランドのスター選手ラドスロー・シンガーは94kg級の黒帯部門で金メダルを獲得した後、次のように話した:「金メダルを目指していたが、世界中の最高の柔術選手たちと対戦できることが素晴らしいこと。競争のレベルは非常に高く、このような前例のない時期に安全な環境で競うことができるのは本当に素晴らしい」
一方、女子の試合で傑出したパフォーマンスを見せた選手の一人がアンナ・カロライナ・アーディソンで、ベルギーのタイン・シェドルマンを破って55kg級黒帯部門の金メダルを獲得した。
アラブ世界の選手たちもマスターズ部門で活躍し、ヨルダンの黒帯選手ウィッサム・アーメドがマスターズのカテゴリー2の85kg級で金メダルを獲得した。
「アラブの選手として世界最高の選手と競うチャンスを持てたのは、名誉なこと。アブダビはこのようなすばらしいイベントを安全に開催することができる、唯一の場所。金メダルの獲得はおまけのようなもの」と、彼は述べた。
選手権の3日目と4日目は、18~30才の世界トップクラスの柔術選手を迎え、さまざまな階級の紫・青・茶・黒帯部門の世界的な栄光を追い求める闘いが、この柔術の本拠地で繰り広げられる。