
ニューカッスル:イングランド・プレミアリーグのニューカッスルは7日、アトレティコ・マドリードからイングランド代表DFキーラン・トリッピアーを獲得したと発表した。この移籍は、ニューカッスルがサウジアラビアの政府系ファンドの買収を受けてから初めての選手獲得となるが、今や世界最大級の資金力を誇る同クラブが一流選手を集めることができることを印象づけている。
7月の欧州選手権決勝でも先発出場したトリッピアーは、スペインの王者・マドリードからプレミアリーグ降格の危機にあるニューカッスルへの移籍となる。ニューカッスルは1200万ポンド(約19億円)の移籍金を支払うとも伝えられている。
ニューカッスルは、今シーズンこれまで19試合でわずか1勝しかできておらず、リーグ最下位に沈んでいる。同クラブが降格を免れるかどうかは、1月の移籍市場で大きな成功を収められるかどうかにかかっている。
昨年10月にサウジアラビアの政府系ファンドの買収を受けたことで、ニューカッスルは他の降格候補のクラブよりもはるかに大きな資金力を持つようになっており、今月はさらに注目選手の獲得が続く可能性がある。
トリッピアーにとって今回の移籍は、トッテナムからアトレティコへ移ってから2年半ぶりのプレミアリーグへの復帰となる。現在ニューカッスルで指揮を執っているエディ・ハウ監督の下では、かつてバーンリーでプレーした経験がある。
「マドリードでの生活はとても楽しいものでしたが、ニューカッスル・ユナイテッドが自分に興味を持ってくれていると知った時、エディ・ハウ監督の下でプレーしたこともありますし、このチームに行きたい、と思いました」とトリッピアーは語っている。
「これから為すべきことがとてもたくさんあることは分かっていますが、私はプレミアリーグで求められているものをよく知っていますし、このクラブが非常に才能のある選手たちがいる素晴らしいクラブだということも分かっています。早くプレーしたくて待ちきれない気持ちです。」
AP