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アブダビ:ザイード・スポーツシティの柔術アリーナで開催され、42ヶ国から1,000人以上の男女が参加したアブダビ・グランドスラム柔術ワールドツアー初日の決勝ラウンドで、UAEの選手たちが圧倒的な強さを見せた。
18歳未満の参加者を対象とした3日間の柔術イベントで、UAEは35個の金メダルを獲得し、2位のブラジルと3位のロシアを上回った。
クラブ部門ではパーム・スポーツアカデミー(Palms Sports Academy)が優勝、アル・アイン(Al-Ain)とシャルジャ・セルフディフェンス・スポーツクラブ(Sharjah Self-Defence Sports Club)がそれぞれ2位と3位を獲得した。
UAE柔術連盟のモハメド・サレム・アルダヘリ副会長は、「今日の大会では、若い男女が驚くべき技術レベルと素晴らしいパフォーマンスを披露し、彼らが今後数年間で優れたプロとしてのキャリアを達成するべく正しい道を歩んでいることが証明されました」と語った。
「この大会のもっとも重要な側面の一つに、UAEの選手たちが世界中の柔術学校の仲間と出会う機会があることが挙げられます。この機会によって彼らは才能を磨き、経験を積み、次の大会の出場に向けて最善の方法で準備できるようになるでしょう」
アブダビ柔術プロのゼネラルマネージャーであるタリク・アル・バリ氏は、「今日の結果は、アブダビ・グランドスラムの大会が絶大な人気を博していることを改めて証明するものです。大勢の観客が応援に駆けつけてくれたことを嬉しく思いますし、何よりも参加者全員が素晴らしいパフォーマンスを披露できたことが、今後もさらに鍛錬を重ねて良い成績を収めていくことへのモチベーションになったと思います」と語った。
大会初日には、近隣諸国の友人や家族を応援するために多くの人が訪れ、多国籍の観客で賑わった。
「私の家族と私は、金メダルを獲得した息子のアブドゥル・ラーマンを応援するために、家族でサウジアラビアから来ました」とアブドゥラー・ファキ氏は語った。「息子の活躍を心から誇りに思います。息子が国際大会に出場するようになってから、私が応援に来たのは4回目です。アブダビの大会で観光客や参加者が味わえる素晴らしい雰囲気や没頭できる体験は、言葉では言い表せないほどです」
サウジアラビアのBPGアリーナ・アカデミーのグレーのベルトである12歳のアブドゥル・ラーマン選手は、「友人や家族の励ましが、常にベストを尽くすよう私たちを後押ししてくれます。この勝利を彼らに捧げ、さらに多くのことを約束します。アブダビの大会は、世界のトッププレーヤーと対戦できる素晴らしい機会なので、いつもわくわくしています」と語った。
UAE柔術連盟のアブデル・モネイム・アル・ハシェミ会長、柔術アジア連盟会長兼国際柔術連盟上級副会長、UAE柔術連盟のHEモハメド・サレム・アル・dダヘリ副会長、アブダビ柔術プロツアーのタレック・アル・バーリゼネラルマネージャー、そして大勢のアカデミーの関係者や来賓や代表者が、このイベントに出席していた。