
東京:14日、殿堂入りを果たしたばかりのフロイド・メイウェザーが、日本人総合格闘家の朝倉未来と9月に日本で行われるエキシビションマッチで対戦すると主催者らが発表した。
プロとして50戦無敗の成績で引退した元ウェルター級世界王者のメイウェザーは、12日に国際ボクシング名誉の殿堂博物館に殿堂入りを果たし、先月アブダビで行われたエキシビションマッチでは”デンジャラス”ドン・ムーアを下している。
メイウェザーと29歳のフェザー級選手である朝倉の試合の日付、会場、ルールについては今月中に発表予定となっている。
45歳のメイウェザーにとっては4回目、2018年12月にキックボクサーの那須川天心にTKO勝ちして以来日本では2回目のエキシビションマッチとなる。なお、この試合を揶揄する声は大きかった。
メイウェザーは自らを「エキシビションの先駆者」と称し、9月に戻ってきた際には「ショーを見せる」と約束した。
「彼のことは丁重におもてなしする。3ラウンドまで自由にさせて、彼のパンチが当たるかどうか試させてあげるつもりだ」。メイウェザーは朝倉についてそう語った。
「パンチを一発も当てさせてあげないかもしれない。全ては自分次第、自分が何をしたいのか次第だ」。メイウェザーは自らを「人形使い」と称し、そう付け加えた。
殿堂入りを果たしたメイウェザーは、自分の「レガシーは既に確たるものになっている」と述べている。
メイウェザーは、2017年にUFCのスター選手コナー・マクレガーを下した後にプロボクシングの世界から引退した。
「殿堂入りするのは素晴らしいこと。特に最高なのは、全て独自のやり方で自分がそれを成し遂げたことだ」。メイウェザーはそう語った。
「ロクに動けず、まともに喋れないようなチャンピオンがあまりにも多い。それはクールじゃない。肝心なのは、相手を殴って自分は殴られないことだ」
朝倉は、「世界に名を売って自分の評価を上げるためにこの機会を利用させてもらう」つもりだと語った。
AFP