
アラブニュース・ジャパン
W杯カタール大会の結果を予想しようとする多くのサッカーファンと同様、「忍者知之介」を名乗るの男が来るべき試合の勝利チームを予想している。彼の手法は傘回しだ。
Hi,everyone.
— 伊賀流忍術継承者 知之助 Tomonosuke Iga Ninja Japan (@TvAshura) November 20, 2022
My name is #Tomonosuke a #Ninja flom Mie #Japan.
FIFA World cup 2022 Qatar Tournament GROUP B#England VS #Iran Prediction.#QatarWorldCup2022 #Qatar2022 pic.twitter.com/1AhtKEJoXL
TwitterとYouTubeの両方に載せられた一連の動画で、忍者であり傘回しの達人でもある知之介が日本の伝統芸能の一種である傘回しをする。傾いた円錐形の傘の上にはそれぞれの代表チームに見立てた2つの鉄製の輪が乗り、それを回す。微妙にスピードを変えながら配置をコントロールし、2つの鉄の輪が同じ位置に留まるように調整する。落ちずに残った方が勝利チームで、落ちてしまった方が敗者チームだ。もし2つとも落ちてしまった場合、その試合は引き分けの予想となる。
知之介は三重県の忍者集団「阿修羅」の一員で、今までのところグループBのイングランド対イランのイングランド勝利や、グループAのオランダ対セネガルのオランダ勝利を当てている。またグループCでのサウジアラビアのアルゼンチンの対する勝利も的中させ、今後の他の試合も予想している。
予想方法はいかなる数理モデルも定量的データも用いず、純粋に物理的手法で結果を予想しているのであるが、知之介は傘を回し2つの輪のバランスを取ることで勝敗を予想できると考えているかのようで、それが見ていて面白い。
しかし世界で最も視聴されるスポーツ・トーナメントの結果を様々な手法で予想することは今に始まったことではなく、2010年にドイツの試合結果を的中し続け、スペインの優勝も当てて世界的に有名になったタコのパウルのような前例の成功を考えると、知之介が埋める穴というのはかなり大きい。