
東京:200人以上の死者を出した元日の能登半島地震への岸田文雄首相の対応について、国民は概ね肯定的に受け止め、内閣支持率は前回の調査より5ポイント上回ったことが共同通信の調査で明らかになった。
しかし、回答者の61.6%が岸田内閣の指導力に満足していないと感じている。
13、14両日に実施された世論調査で、支持率は27.3%と依然として低く、不支持率は57.5%で前回の調査より7.9ポイント減少した。
与党自民党の支持率は33.3%で、前回の世論調査より7.3ポイント上がった。
回答者の半数強(54.6%)は、地震に対する政府の対応を迅速だと答えた。内閣支持率は、大災害の発生により上昇する傾向にある。
しかし、岸田氏が地震対応で十分な指導力を発揮していると回答した人は31.5%にとどまり、国民の支持は低迷したままである。首相が被災地を訪れ、実質的な援助ではなく、陳腐な言葉で被災者と話をするまでに2週間近くかかっている。
岸田氏は「私自身が先頭に立って生活再建支援に全力で取り組む」と述べたが、無味乾燥な発言は有権者に響いていないようだ。
時事通信