
上川陽子外相は26日の記者会見で、アフリカや南西アジアなど6カ国を、同日から5月6日の日程で訪問すると発表した。中国が影響力を強める新興・途上国「グローバルサウス」との連携強化が狙い。上川氏は「グローバルサウスと、先進7カ国(G7)をはじめとする同志国の橋渡しとなる外交を行う」と強調した。
訪問先はマダガスカル、コートジボワール、ナイジェリア、フランス、スリランカ、ネパール。アフリカでは、8月に東京で開催するアフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合に向け、経済分野の2国間関係を深める。
これに関連し、上川氏は日本企業の海外進出を支援する「経済広域担当官」を、南アフリカや英国など5カ国の6在外公館に新設すると表明した。
フランスでは、経済協力開発機構(OECD)の閣僚理事会に出席。スリランカに関しては、経済危機の克服に向けた支援を表明し、財務・行政改革の着実な実施を要請する。
時事通信