• 韓国、北朝鮮の軍隊派遣に抗議してロシア特使を召喚

ブリュッセル：北朝鮮がウクライナに軍隊を派遣してロシアのために戦うことになれば、紛争が大幅にエスカレートするだろうと、NATOのマーク・ルッテ事務総長は月曜日、ソーシャルメディアのプラットフォーム上で述べた。

今月初めにNATOの職務に就いたルッテ氏は、韓国の尹 錫悦（ユン・ソクヨル）大統領と、NATOと韓国の緊密なパートナーシップについて話し合い、防衛産業協力と、ユーラシアおよびインド太平洋地域の相互に結びついた安全保障に焦点を当てたことを明らかにした。

韓国外務省は月曜日、北朝鮮軍がウクライナに派兵されるためにロシアに派遣されたことに対する抗議として、ソウル駐在のロシア大使を呼び出し、国際社会が共同で対応することを誓った。

韓国のキム・ホンギュン外務第1次官は、ソウル駐在のロシア特使であるゲオルギー・ジノヴィエフ氏を呼び出し、ロシアから北朝鮮兵士を即時撤退させるよう強く求めたと、外務省は声明で発表した。

キム氏は、北朝鮮軍のウクライナ戦争への参加は国連決議と国連憲章に違反しており、韓国およびその他の地域の安全保障に対する深刻な脅威であると述べた。

「ロシアへの軍隊派遣を含む北朝鮮の違法な軍事協力について、我々は最も強い言葉で非難する」と、同省はキム氏の言葉を引用した。

「我々の安全保障上の核心的利益を脅かす行為に対しては、あらゆる手段を動員して国際社会と共同で対応する」

ロシア大使館への電話はつながらなかった。同省によると、ジノヴィエフ氏はキム氏に、そのメッセージをモスクワに伝えると伝えた。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は先週、北朝鮮がモスクワの戦争努力を支援するために1万人の兵士を派遣する準備をしていると述べ、一部の北朝鮮軍将校はすでにロシアが占領しているウクライナ領に展開していると述べた。

欧米諸国はかねてより、北朝鮮がロシアに武器を供給していると非難している。ルッテ氏と米国防総省は先週、ウクライナ国内に北朝鮮軍が駐留しているという証拠はまだ見つかっていないと述べた。

ロイター