
東京:1年以上前の帰省中に行方不明になっていた日本の大学の中国人学者が日本に戻ったと、大学の広報担当者が金曜日に発表した。
西日本にある神戸学院大学の中国文学・言語学教授である胡世雲氏は、2023年夏に母国に帰省中に行方不明となり、安否が心配されていた。
AFP通信によると、神戸学院大学は2023年9月、胡氏の家族から、胡氏が8月以降に中国に渡航したまま連絡が取れなくなっているとの連絡を受けたという。
「その後、彼は1月24日に日本に戻ったと言った」と彼は言った。
大学側は「中国滞在中に何をしていたのか尋ねたが、彼からの返事はなかった」と広報担当者は付け加えた。
同大学のウェブサイトによると、胡氏は2015年からグローバルコミュニケーション学部で中国語、文化、社会を教えていた。
広報によると、4月から始まる「来年度の彼の役割について調整している」と述べた。
胡氏(64)は、北京が在外自国民への監視の目を鋭くする中、近年相次いで失踪した在日中国人学者の一人である。
日本政府は2024年4月、東京で国際法と政治を教えていた中国人の范雲涛教授が前年に帰国してから行方不明になっているという報告を注視していると発表した。
2019年には、日本の北海道教育大学の袁啓琴氏が、家族の葬儀のために中国を訪れた後に行方不明になった。
AFP