

リヤド:サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン・アル・サウード王子外相と日本の岩屋毅外相は木曜日、戦略的パートナーシップ協議会(SPC)を通じて、エネルギーと地域の安定に焦点を当てた戦略的パートナーシップを再確認した。
昼食会では、両国の首脳が議長を務め、2月に覚書が調印されたSPCの枠組みを活用するための実施体制を整えることに合意した。
岩屋外相は、2月に東京で外相戦略対話が開催されて以来、3ヶ月の間に地域・国際情勢が急速に変化していると述べた。
また、二国間関係や地域・国際情勢について、ファイサル王子と再び率直な意見交換を行いたいとの意向を示した。
日本の外務省のプレスリリースによると、外相は、長年にわたる王国の安定した原油供給に感謝し、サウジアラビアが世界の原油市場の安定化のために主導的な役割を果たし続けることを期待した。
ファイサル王子は、サウジアラビアの原油安定供給へのコミットメントを再確認するとともに、クリーンエネルギー分野における同王国の強化意欲を再確認した。
また、両国外交関係樹立70周年についても話し合われた。
日本が2025年大阪万博から2030年リヤド万博へとバトンを渡す中、両大臣は二国間協力のさらなる促進を継続することで合意した。
ガザ情勢に関しては、両者は停戦合意の履行と、同地帯における危機的な人道状況の改善の必要性を確認した。
両者は、2国家間解決を達成するために外交努力を続けると述べた。
両者はまた、現在進行中の米国とイランの協議を歓迎し、前向きな進展への共通の希望を表明した。
岩屋外相は、ロシアとウクライナの紛争における王国の役割を日本は高く評価していると述べ、世界を分裂や対立ではなく協力へと導く必要性を強調した。